2013年2月アーカイブ

延命治療とは、病状回復の見込みが望めず、死期が迫っている終末期の患者さんの生命を維持するための医療行為を言います。例えば、クモ膜下出血で倒れ脳死状態になり人工呼吸器を装着...、脳梗塞で寝たきり植物状態になり経腸栄養で食事をサポート...、交通事故に遭い心停止のため蘇生措置を行う...、など具体的には呼吸が止まってしまった患者さんに人工呼吸器を使ったり、心臓が停止した場合に心臓マッサージを実施したり、または自分で食べ物を口に出来なくなった患者さんにカテーテルを挿入し点滴等で栄養を補給する事など行います。こうした延命治療で行われる医療行為は人の生命活動をサポートするもので、一般的によく知られる心臓マッサージなどの蘇生措置や人工呼吸器の他、中心静脈栄養、経鼻胃管、胃ろう、ペースメーカー、人工透析、酸素投与、輸血、蘇生措置などがあります。

延命治療はスパゲッティー症候群という表現が高度医療を皮肉ったように、かつては広く行われていましたが、尊厳死という死の考え方や膨らむ医療費をどう削減するかなどの問題から見直される傾向にあります。国民の認識も変わってきており、近年の調査では延命治療は行わず自然に任せてほしいと望む人が約9割、あらゆる治療をつくしてほしいと望む人は1割に達しませんでした。これは本人の望みであり、最愛の人の延命治療を決断しなければならない家族とは切り離して考えなければならないことですが、多くの人が延命治療に否定的な考えにあるようです。

また、ほぼ回復の見込みがない患者さんに対して最新鋭の高度医療機器を使い延命治療を行うことは膨大な医療費がかかります。保険制度があるお陰で、患者さんが支払う医療費は月数万円程度であっても、実際には延命すればするほど医療費は膨らみ、数千万円使い切るのにさほど時間を要しません。

医師という立場からは、例え回復する見込みがなくても1分1秒でも長く生きて欲しいと望む気持ち、昏睡状態であっても確かな息づかいや温かさ感じずにはいられない命への思い、といった家族への理解を充分示すと同時に延命治療の意味や実情(特に莫大に費やされる医療費)などについてきちんと説明し、その上で家族の選択を尊重していくことが求められるでしょう。難しく非常にデリケートな矛盾にどう理解を得、受け止めてもらうかが課題と言えそうです。

高度に進化した医療の恩恵を享受する一方で、最新医療が課す命の選択を自ら考えることはもとより、家族で話し合う時代なのかもしれません。そうえいば今日は産業医の求人情報について書こうと思ったのですが少し長くなりそうなのでこのサイトをリンクしておきます。

エジプトって行ってみたい国ですが、でも今回の熱気球の事故は驚きました・・・。

 

ニュースでも大きく取り上げられましたが、こういうのって本当に悲しいですよね。

熱気球の事故なんて、きっと車の事故や飛行機の事故に比べたらとても少ないことなんだと思うのですが、でも一度でもこういったことが起きてしまうと、観光客はもちろんですが営業する側も自粛・・・なんてことになるのかもしれませんね。

 

こういった事故は、きちんと原因究明をして、二度と同じようなことが起こらないようにしてほしいと思います。

 

2月もそろそろ終わりだというのに、いつまでたっても春らしくなりませんね(汗)。

やっと最高気温が10℃とかになってきましたが、まだ寒い日が多いです。

体調にはご注意を!

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